◆データ
劇場作品
1983年7月21日公開(製作1983年)
◆作品紹介文
原爆焦土と化したヒロシマで、たくましく生きぬく少年・ゲン!
太平洋戦争末期の昭和20年8月6日、広島市に一発の原子爆弾が投下された。
目の前で父親と姉弟を失い打ちひしがれたゲンだったが、焦土と化した広島で、母と共に強く生きていく決意をする。
その時、ゲンの母・君江の体には新たな命が宿っていた。
製作・脚本・原作/中沢啓治
監督/真崎守
キャラクター設計・作画監督/冨沢和雄
美術監督/男鹿和雄
撮影監督/石川欽一
音響監督/明田川進
音楽/羽田健太郎
製作/ゲンプロダクション
G7サミット後も核使用の恐れがくすぶるなか、被爆78年を迎える式典会場と市立高女慰霊碑から中継します。
出演:中根夕希アナウンサー 河村綾奈アナウンサー
被爆地で初めて開催されたG7広島サミット。各国首脳が訪れた平和公園のすぐそばに「E=MC2」と刻まれた碑があります。舟入高校の前身・広島市立第一高等女学校(市女)の慰霊碑です。666人の生徒が犠牲になり、同窓会に残る学籍簿には「死」の文字が並んでいます。卒業生の加藤八千代さん(94)は、仲のよかった同級生・葭本恒子さん(当時16歳)を原爆に奪われました。そして、娘を失った恒子さんの母は、戦後に生まれた孫のために手記を残していました…。
番組では、舟入高校の卒業生・河村綾奈キャスターが関係者への取材を通じて、記憶を「継承」し、記憶からの「警鐘」を伝えます。
出演:河村綾奈アナウンサー
© 2019こうの史代・コアミックス / 「この世界の片隅に」製作委員会
◆作品解説
第2次世界大戦中の広島・呉を舞台に、激化していく世の中で大切なものを失いながらも、普通の日々を大切に前を向いて生きていく女性・すずを描いた珠玉のアニメーション。
◆STORY
どこにでもある 毎日の くらし。昭和20年、広島・呉。わたしは ここで 生きている。
すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。昭和19(1944)年、20キロ離れた町・呉に嫁ぎ18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していく中で、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らす。 だが、戦争は進み、日本海軍の根拠地だった呉は、何度もの空襲に襲われる。庭先から毎日眺めていた軍艦たちが炎を上げ、市街が灰燼に帰してゆく。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく。それでもなお、毎日を築くすずの営みは終わらない。そして、昭和20(1945)年の夏がやってきた――。
声の出演:のん 細谷佳正 稲葉菜月 尾身美詞 小野大輔 潘めぐみ 岩井七世 / 澁谷天外
監督・脚本:片渕須直
原作:こうの史代「この世界の片隅に」
企画:丸山正雄
監督補・画面構成:浦谷千恵
キャラクターデザイン・作画監督:松原秀典
音楽:コトリンゴ
プロデューサー:真木太郎
製作統括:GENCO
アニメーション制作:MAPPA
配給:東京テアトル konosekai.jp
被爆から78年目となる1日の動きを振り返ります。
出演:小林康秀 中根夕希